A15仲介と管理はここが違うんです。
A15「 物件紹介のプロ」は仲介業者?
近年目にすることが多くなった募集条件「ゼロゼロゼロ物件」礼金0・敷金0・さらに仲介手数料0、私個人としては仲介業者としてのプライドを持ち、きちんとした仕事をする以上「仲介手数料0」というのはなんとも理解できない気がしますが・・・仕組みとしては「管理会社」が借主さんからの仲介手数料なしで募集している、というだけの事で、お客様にとっても初期費用軽減になるとは思いますが・・・一般的には賃貸管理をしている会社でも仲介手数料を取るところのほうが多いと思います。
さて不動産物件を探す時に耳にする「仲介業者」と「管理会社」なにが違うのでしょう?
どちらも宅地建物取引業の免許を取得した不動産の仲介業者であることに変わりはありません。空室の入居者を募集して紹介し、契約するという点では同じです。
また、希望する物件の「管理会社」がすべて仲介手数料なしでやってくれる、というわけでもありませんし、管理会社直物件を見つけるだけでも大変です。
物件を探す、という点では「管理会社」は自社の取扱い物件のみをご紹介することが多く、一般の「仲介業者」のほうが浅く広く物件を紹介してくれる為、圧倒的多くの情報を得られるために有利です。
管理会社自体でも仲介業務は行いますが、ネット等の広告媒体を活用するという点では仲介業者の方が長けています。ということで近年では少しでも早く空き部屋を埋めるという意味で管理会社が仲介業者に営業業務を委託しています。(いわゆる「流通物件」)
そうなると賃貸物件の紹介時における情報の仕組みは下記の様になります。
大家さん→管理会社→不動産屋さん(仲介業者)→入居者
「仲介業者」とは、大家さんあるいは管理会社から依頼を受けた賃貸物件の入居者を広く募集し、さらに入居者を決定して賃貸借契約を結ぶまでの業務をすることが主業務。
一方、「管理会社」とは、入居者の決まった賃貸物件を管理・維持していくのが主な業務。家賃集金や入居者からのクレーム対応、物件のメンテナンスなどをしますが、大家さんとどのような業務形態を結んでいるのかによって、その内容は変わってきます。
「仲介業者」は、入居希望者(お客様)のエージェント。「管理会社」は、家主(オーナー)のエージェントという分け方をする場合もあります。
流通物件はどこの不動産屋に行っても同じ条件で紹介されます。違うのは不動産屋(営業マン)の「やる気」と「経験」ズバリ『物調の量』です。
希望を叶える物件に出逢う決め手は相性の良い不動産屋と、なにより経験豊富な営業マンに巡りあうことです。