学生さんのお部屋探し
まずは情報収集
◎スタートを早く
不動産賃貸の繁忙期は3月下旬のご入居で、ひとまず終了です。多くの空き部屋に明かりが灯り新しい生活がはじまっています。
毎年4月に入るとお部屋探しもひと段落・・・ですが、今年は新型コロナウィルスの影響で例年と違う4月となっています。
『空き部屋』が多い のです。
とりあえずご実家から通ってみようと思っても、通学途中で感染リスクが高い(><)
様子見をされている学生さんはこれからの時期にゆっくりとお部屋を探されてはいかがですか?
お部屋を探される際の注意点を記載しておきます。
◎周辺の環境
探す地域や学校周辺の生活環境(スーパー・コンビニ・ファミリーレストラン・病院など)、交通機関(鉄道・道路など)も調べて新生活を想定したお部屋探しが成功の秘訣。通学だけでなくアルバイトに行くことも考えるならば、都市部へのアクセスも重要なポイントです。
◎インターネットを活用
インターネットの情報検索では、お部屋の希望エリアの地図や環境などを簡単に知ることができます。生活に便利な所、交通アクセスが良い地域など、現地確認を行なう前に把握しておくと、お部屋探しがスムーズです。
◎地域差を知る
それぞれの地域には、いろいろな習慣やしきたりがあったりします。敷金(保証金)や礼金など、あらかじめ相場をつかんでおけば、お部屋探しの予算が立てやすくなります。
◎優先順位
物件情報誌などで具体的に物件を探す前に、自分の理想とする条件を洗い出して見ましょう。そこからこれだけは譲れないという条件から順位を付けていくと、迷ったときの判断基準になり便利です。
物件選びのポイント
◎場所
歩いて通えるのがベストですが、通学に便利な路線バス沿線沿い、または自転車や原付で通える範囲で選びましょう。
◎家賃
家賃は毎月支払うものなので、無理がないように総収入の4分の1から3分の1を目安にします。ゆとりある生活のためにも、食費や交通費、交際費なども考えて設定しましょう。
◎専用物件
学生専用、女性専用というように専用物件もありますが、そのメリットは一長一短。単に女性専用の場合はかえって狙われやすいということも考慮する必要があります。
◎設備・機器
シャワー、給湯、エアコン、洗濯機置場、BSアンテナ、インターネット専用回線など自分に必要な設備・機器を考えておきます。女性は2階以上の部屋、防犯カメラなど防犯面の条件も忘れずにチェックしましょう。
◎遠方から探す場合
インターネットの情報検索で不動産業者をあたり、メールや電話で問合せます。応対がよい業者を選び、条件を伝え下見に行ける日を予約。当日は、ピックアップしてもらったお部屋をいくつか効率的に見て回りましょう。
間取り図はココを見る
◎ワンルームと1Kの違いは?
ワンルームタイプはキッチンと居室が一体化したもの。1Kタイプはキッチンと居室の間に扉があり、玄関から室内が丸見えにならないので、女性におすすめです。
◎キッチンは?
キッチンは冷蔵庫などの家電を置くスペースがあるかがポイント。コンロがガスか電気かは条件欄でチェック。料理好きにはコンロが二口以上あると便利です。
◎バス・トイレは?
バス・トイレは一体型か別々かがポイント。シャワーや追い焚き機能・シャワー付きトイレなどの有無は条件欄でチェックしましょう。
◎水廻りの生活動線は?
キッチン、バス、トイレなど、水廻りは入居した際の動線(生活する人の動き)をイメージしておきましょう。洗濯機置き場は室内か屋外かなど、間取り図で押さえておきたいポイントです。
◎収納スペースは?
押入は、半間(畳の短辺の長さ)、あるいは1間(半間の倍)が一般的。布団かベッドを使うかによって必要な収納スペースが変わりますので、特に寝室が確保できないワンルームなどで布団を利用する人は収納スペースを考慮しておきましょう。
◎床の素材は?
ワンルームの物件によく見られる床にはフローリング・クッションフロア(CF)・カーペット敷があります。「清潔感のあるフローリングがいい」・「冷え性だし、防音性の高いカーペット敷がいい」など、好みに合わせて選びましょう。
◎窓の位置を確認する
間取り図には方位が記してあり、この方位をもとに窓の向きを確認しましょう。方角は南向きがベスト、北向き、西向きだと要注意です。物件情報の間取り図だけを見て判断せずに、立地条件なども不動産会社の人に聞いてみましょう。また床まで窓の「掃き出し窓」、腰の高さまでの「腰高窓」等図面では解らない部分も✔
◎下見に行こう!
学生さんのお部屋探しでは、人気の高い物件や退去前などで物件を下見することなく契約ということもありますが、やはり内覧ができなくても下見はしておきたいところ。外観や周辺環境だけでも確認しましょう。清幸リビングでは事前に撮影した動画でのご紹介可能物件を数多く取り揃えております。
◎下見の数
いざ、下見に行くといっても、一日で回れる数は3~5件程度。また、学生さんのお部屋探しは、多くの新入生が同時期にお部屋探しをしているため、申込書を記入した人から物件が決まり、条件のよい物件は次々になくなっていきます。物件情報を集める段階で3~4物件程に絞り込んでおきましょう。
◎周辺環境
不動産会社が物件まで案内してくれることがほとんどですが、最寄り駅や学校から歩いて距離のチェックも忘れずに。坂の有無、スーパー・コンビニ・銀行・郵便局・病院などの施設が近くにあるかも確かめます。女性は夜の帰り道が明るいかも調べておきましょう。
◎日照・騒音
昼間の下見で部屋の日当たりをチェック。ベランダに出て日照をさえぎる建物がないかも調べます。隣の部屋からの音もれや、窓を開けて車の音なども確認しておきましょう。
◎建物の管理状態は?
エントランスやエレベーター、通路の清掃状態、駐輪場やゴミ置き場の使い方を見て、きちんと管理されているかを確認しておきましょう。
◎水回りの使い勝手は?
キッチンは料理するつもりでシンクの位置や収納の高さ、調理台のまな板を置くスペースなどをチェック。トイレも便座に座ったり、お風呂も浴槽に入ってみましょう。
◎収納は開けてみる
押入やクローゼットは扉をすべて開けて、広さや奥行き、天井高などを確かめます。自分の持ち物が納まる大きさなのかチェックしておきます。
◎間口の大きさは?
玄関やベランダ側の窓など、間口の大きさもチェックしましょう。いざ、引越しの際に、持ち込んだ家具が玄関から搬入出来なかったり、ピアノやベッドなど、大きな物は吊上げてベランダから搬入することもあります。
◎コンセント・TV端子の位置
コンセント、TV・電話端子の位置や数は間取図には書かれていないので、部屋ごとに調べます。キッチン・洗面所など電化製品を使う所も見落とさないようにしましょう。
◎防犯面もチェック
建物の敷地内で人目に付きにくい場所、侵入しやすそうな場所がないかもチェックしましょう。建物内にどんな人が入居しているかも不動産業者に聞いておくと安心です。