仲介手数料について
2020年01月16日
仲介手数料について
昨日の朝刊、やネットニュースに「賃貸仲介手数料0.5カ月分超 承諾ないと違法」大手仲介業者敗訴という記事がありました。
近年仲介手数料無料・・・や0.5か月分とうたっている不動産業者もありますが、お部屋を探される際に支払う仲介手数料は1カ月、というのが一般的な認識だと思いますが、業法の規定では記事の通り、貸主0、5カ月(税別)、借主0、5カ月(税別)というのが本来のルールです。
ただし借主が1カ月負担することを事前に承諾した場合に認められるとされています。
今回の事案では、仲介手数料が1カ月というのを、契約時ではなく、申込みの意思表示をする前までに承諾を得ていない、というものでした。
長い間の商慣習で、借主様1カ月負担というのが不動産業界では定着しており、それをもとに収益構造が成り立っています。
ですので、この判例によってすぐ仲介手数料の請求形態が変わることはないと思いますが、各不動産業者の対応力が問われると思います。
お部屋を探される方からみるとあたりまえかもしれませんが、不動産業者の報酬(仲介手数料)は成功報酬です。
契約に至って初めて収入となる。 つまり何件お部屋を案内しようが、物件の資料を何部コピーしようが、契約に至らなければ全て無料です。
いっそ旧態依然とした法律を根本からの見直して、弁護士のように「相談○○分✕✕円」「案内○○件✕✕円」「申込金(契約着手金)✕✕円」とした方がスッキリするのかな?
当社では、きちんとした仲介を行ったうえで、仲介手数料は借主様より「1か月分」頂いております。