新型コロナウィルス対策通学
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全国で解除され、いつもの通勤通学風景が戻りつつはありますが、以前とは違う点は電車内でつり革を持たなかったり、離れて席に座ったりと、感染予防の“自衛策”を多くの人が取っていることではないでしょうか。鉄道各社も除菌や窓開け等の対策を取ってはいますが、利用者の不安は消えない。「新しい生活様式」が始まる中、リスクの少ない通学とは?
「手すりやつり革など人の触れるものは全て汚染されていると考えて対応する必要がある」。
車内を消毒しているとはいえ「素材によって異なるが、つり革だとウイルスは少なくとも1日以上は生きる。毎日消毒しないと意味がない」とも言われ「目的地に着いたら各自で必ずアルコールで手指を消毒すべき」と強調する専門家も・・・
電車内で使うスマートフォンにも注意が必要だ。つり革や手すりを触った手でスマホを操作すれば、そこから汚染するリスクも高い。結局は「スマホも小まめに消毒するか、車内では触らない方がいい」
全国の鉄道各社が加盟する鉄道連絡会は5月、国の方針に基づき感染症対策のガイドラインを公表した。JR西は、在来線の全車両(約5200車両)のうち、京阪神を走る約3600車両を優先し、9月末までに抗ウイルス加工をすると決定。残りの車両も順次、作業を進めるとしている。ただ、この抗ウイルス加工はインフルエンザには効果が確認されているが、新型コロナへの有効性は不明。それでも「やれることは全てやりたい」と同社。
専門家が勧めるのは、やはり時差出勤。各社はホームページなどで混雑する時間帯の公開を始めている。3密を避けるには混雑した時間帯に乗らないのが一番。ウイルスとの闘いはこの先2、3年続く。自粛というより、自衛策を習慣にすることが大切」
一方、各駅停車の利用を呼び掛ける専門家も。快速や急行より頻繁に停車し、車内の空気が入れ替わる上、短時間で密集が解消されやすいからだ。つり革や手すりを触るのを避ける人もいるが「転倒する危険がある」と推奨しない。最近目立ち始めた手袋の着用については「逆に手を洗う回数を減らしてしまう人が多い。手袋をした手で目や口、鼻を触ればリスクは変わらない」と警鐘を鳴らし、手洗いの徹底を訴える。
もう一つの選択肢として、『大学近くにお部屋を借りる』。 もちろんお金の問題は生じますが、安心を得ることが出来るのではないでしょうか!