仲介手数料

賃貸の契約を結ぶ際に初期費用として敷金、礼金、前家賃とともにかかるのが「仲介手数料」です。

仲介手数料の上限は、不動産業の法律である宅建業法で定められています。

建設省告示第1552号

(略)居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、(「仲介依頼」の成立までに貸主または借主の承諾があれば、貸主または借主の一方から1カ月分受け取れるとの例外を定める。)借賃の一月分の〇・五五倍に相当する金額以内とする。     と。

賃貸の取引では、不動産会社が受け取ることができる仲介手数料はどのようなケースでも「家賃の1カ月分+消費税が上限」ということです
たとえたくさんの物件を内見したり、紹介や相談など物件探しのサポートをしてもらっても賃貸契約をしなかった場合には仲介手数料はおろかその他一切の料金を支払う必要がありません。 不動産仲介会社にとってはこの仲介手数料が収入源となっています。

なお、宅地建物取引業法で定める仲介手数料の上限額はあくまで純粋な「家賃」に対する金額です。よって、共益費・管理費などを含めた仲介手数料の請求は違法です。


ここでは仲介手数料とはいったい何のための費用なのか、駐車場代に対してもかかるのか?という疑問や支払いのタイミング、費用を抑えるコツについて解説します。

仲介手数料は、不動産会社が入居希望者に対して、物件の紹介をし、その物件を契約した際に発生する費用です。
最近ではインターネットの不動産サイトで物件を検索した物件を実際に内見し、契約に至るケースがほとんどですが、ユーザーが探しやすいようにサイトの情報を整えたり、物件の現地案内や契約手続きをしたり、時には大家さんに対して交渉したりするのが不動産会社の仕事であり、その不動産会社の一連のサポートに対して成果報酬として支払うのが「仲介手数料」となります。

注意しなければならないのは「駐車場代」です。こちらは宅地建物取引業法における規定からも除外されています。そのため、お部屋の仲介手数料1ヶ月分・駐車場の仲介手数料2ヶ月分という形で、部屋とは別に請求されることがあります。建物敷地内の駐車場を契約する場合であっても、お部屋と駐車場が別々の契約となっていることがあるからです。前述の通り、駐車場代に対する仲介手数料の金額には上限の規定がありませんから、1ヶ月分以上の金額を提示することも違法ではありません。(弊社は1ヶ月分です)
トラブルを防止することからも、契約時必要金額を出来る限りお申込時に提示してもらってお客様自らも計算して、納得のいく請求額になっているかしっかり確認することが大切です。仲介手数料支払いのタイミングは原則、賃貸借契約完了後です。ただ実際には大家さんや管理会社の指定により、「重要事項説明後、契約締結前」までに入金を求められるケースも多いようです。
ただし、契約締結前までは、入居希望者が支払った金銭は預かり金となるため、万が一契約が成立しなかった場合には不動産会社は速やかに返金しなければなりません。また、支払いは契約締結時の1回のみです。家賃のように毎月支払う必要はありません。

 

「仲介手数料無料・半額などの会社が増えている」という印象もありますが、しっかりとポイントを把握する必要もあります。

それは…不動産業界(に限らず)新規参入会社と同じくらいの会社が潰れているということです。利益を生めない企業が存続することはありません。熱い想い・知識・経験・アイディアがなければ、このサービスで生き残っていくのは厳しいでしょう。(そんなことは知ったこっちゃない!かもしれませんね・・・)

 

仲介手数料無料・半額で『仲介の仕事する』のであれば、本当にプロとしてのお客さまに納得してもらえるサービスを提供することはできているのでしょうか?(残念ながら“業界歴2~3年で店長”がざらにいる業界です。彼らが、経験が重要なお部屋のご紹介に充分な知識があるかは疑問です)

全てではありませんが、一部の「仲介手数料無料物件」には“入居者の質”が良くない物件も存在します。(初期費用を抑えたい。という理由ではなく『払えない』とい入居者が多い場合)

さらに正規の仲介手数料を支払うことによって、不動産業者はあなたの優れたエージェントとなり、そして、多くの選択肢(物件)の中から、あなたが満足できるものを選ぶことができるようになります。

不動産業者を選ぶ際には、仲介手数料のサービス内容も重要ですが、他にも確認すべきポイントはたくさんあります。いくら手数料が無料になっても、他の部分で嫌な思いをしたり損をしてしまっては意味がありません。契約するまでは何社にでも見積もりを依頼することが可能です。焦らずにじっくり、合う業者さんを選ぶようにしましょう。

不動産に限らず、ビジネスや日常生活などでも「無料」は「時間」との引き換えです。

『優秀なスタッフと会社のバックアップがなければ満足のいく不動産仲介は出来ない』これが、業界で30年超働いた私の考えです。

 

そこで 清幸リビングでは「北里大学周辺に“特化”」した情報量の豊富さと濃さは他の業者とは違う、きちんと精一杯のご紹介~契約を行い、契約成立時に「仲介手数料として、『賃料の1か月分+消費税』をお支払いいただきます」

 

余談ですが、最近お申込みをいただいた後に契約書類を作成し、ご自宅に送った後に契約書に記載されている「管理会社(あるいは貸主)」に(仲介手数料の減額目的で)直接連絡を取るという“ルール違反”な方が増えていますが、これは絶対におやめください。

 

「そんな“言い訳”」はどうでもいいよ。どうしても仲介手数料を払いたくない。とにかく初期費用(仲介手数料)を抑えたいのであれば、最初からご自身でそれ系のサイト(ウチコミ等)や業者を探してください。